モーターショーの秋です。トヨタがパリで新しいヤリスWRCを初公開しました。
今回の発表はトヨタとマイクロソフトとの技術提携が主役となり、来季のドライバー体制やマシンの詳細がオフィシャルにされることはありませんでした。しかし、これまでのカムフラージュされた迷彩色ではなく、GAZOO Racingリバリーを纏うといちだんとデビューが近づいた感じがしますね!
よく見ると世界各地で目撃されてきたテストカーとはボンネット開口部、リヤのフェンダー形状、バンパー開口部などさまざまな点が異なっていますが、こちらはむしろ最終スペックをカムフラージュしているように思います。
それらは同じくパリでニューマシンを公開したシトロエンやヒュンダイもまったく同じことが言えます。まだまだホモロゲーションにむけた作業の真っ只中であり、各メーカーともライバルに知られたくないエアロダイナミクスの新技術だってきっとあるはずです。
新しいテクニカルレギュレーションでは、エンジンなどボンネットの中身に許されたものより外観での改造範囲が大きく、それらがより大きな差を生む可能性が大きいと言われています。ヤリスのエアロだって本番ではきっとガラリと代わるはずです!
さあ、コルシカではいよいよ金曜日の朝からラリーがスタートです。
昨日のシェイクダウンでダントツの速さを見せたオジエ、スムーズな速さを見せたミーク、そしてフランス3連覇に意地を見せたヤリ-マティ。3人のバトルになりそう!