やっぱりラリーが好きなのだっ!〜編集代表のラリーな日々ブログ〜

ナンバー1がコルシカを席巻中!

まるで今年のモンテカルロのようにオジエとミークによる息詰まるバトルとなったコルシカですが、ミークがパンクで遅れ、すばらしい速さをみせたオジエが初日のトップに立っています。
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この速さはとくに同じマシンを駆るチームメイトの目に驚異と映っているようです。2年連続でフランスに勝って、ターマックでの自信を深めていたはずのヤリ-マティは「驚くしかない」と完全沈黙。ミケルセンも「一人だけ2017年のマシンを走らせているんじゃないか」と悲鳴を上げています。

オジエがこの勢いのまま選手権4連覇にむけてぶっちぎることは間違いないところですが、このままのポジションではこのコルシカではタイトルは決まりません。ここでポイントを整理してみたいと思います。

オジエは現在、ドライバーズ選手権で169ポイントを獲得、2位のミケルセンが59ポイント差、ヌーヴィルとパッドンが75ポイント差で続いています。もし、オジエがコルシカで優勝してパワーステージでトップとなった場合、彼は197ポイントまでポイントを伸ばすことになりますが、ライバルたちが王座争いに踏みとどまるためには少なくとも113ポイントを獲得する必要がでてきます。

コルシカ初日4位のミケルセンはこのポジションでフィニッシュすれば120ポイントですからタイトルの可能性をまだ残すことになります。しかし、ヌーヴィルは2位につけるとはいえ112ポイントですからパワーステージでのボーナスが必要となり、104ポイントのラトバラと102ポイントのパッドンはここでタイトルの可能性が消滅することになります。

難しい計算は苦手なのですが、ミケルセンがリタイアして、ヌーヴィルが順位を落としたとき、ひょっとしたらオジエはここでトミ・マキネンと同様に4年連続のワールドチャンピオンを決めるかもしれません。

コルシカは残り二日間、まだまだタフな戦いが続きます。オジエにしても気を抜くことができない戦いがまだまだ続きます! 土曜日は現地9時22分(日本時間16時22分)にスタートです!


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