オジエが、ツール・ド・コルスで優勝を飾り、4年連続のチャンピオンに大きく近づきました。もう誰も追いつけない、恐ろしい強さを見せつけ、もういっそここでタイトルに「OK!」だしてもいいんじゃないかと思えるくらいの強さをみせつけました。
記者会見で、ほとんど初日で勝負を決めちゃったにもかかわらず、「金曜日はパーフェクトな一日じゃなかった」と語り、もはや選手権で誰と戦うのではなく、たった一人で高いレベルの戦いを続けていることを強く感じさせました。
とはいえ、オジエが速すぎて、スターティングルールも改正されちゃったら来年は退屈になっちゃうなーなんて悲観をする必要は無いと思います。
ミークのターマックにおける速さは来年、オジエの独走を許さないことを確信させるものでしたし、ほとんどハンドルの修正をする必要もなく、傲然と加速するDS3のトラクションにはうっとりのため息レベルです。昨年のコルシカあたりではすっかりチームから邪魔者あつかいされていたヌーヴィルもいい流れを掴んで完全復活、試行錯誤しながらも一歩一歩確実な速さを身につけつつあるパッドンも雨のなかの最終日の朝、スプリットではミークを上回る速さをみせましたからね。なんども失敗しながら進歩しようとする若者たち。本当にすばらしい気持ちにさせてくれたコルシカでした! ミークは遅れてきた青春だけどね!