フォルクスワーゲンが撤退を発表したメールを僕が受信したのは、11月2日19時50分のことでした。
フォローしているtwitter にはいつもなにがしかのラリーに関連したニュースが流れているのに、ほんの数分前、タイムラインからすべてのニュースが消え、まるで世界が止まったように感じました。まるで世界中の数100万人が固唾をのんでこのニュースの発表を待っていたように感じました。静かすぎて恐ろしかったあの時間を忘れないと思います。
発表のニュースにつづくように、オジエが撤退を惜しみつつも、「僕のことは心配しなくてもいい」というコメントを発表、前日から彼の Facebookにあふれた「引退しないでほしい」というファンからの悲痛な叫びに対してまっさきに回答をしています。彼らしいな。
しかし、そんな心配をする間もなく、さっそくオジエとの話し合いをイヴ・マトンが望んでいるという情報が舞い込んできました。
勝率82%のポロはミュージアムにおけばいい。しかし、僕らにはこれからも彼が必要だ。誰もが心からそう願った日になったと思う。