フォルクスワーゲン撤退のあれこれでモヤモヤがつづいているわけですが、こんなときこそ深夜の駐車場でクルマのいじりんぐの日々です。
近づいてみるとあちこちペイントの劣化が目立つレオーネ。実際にはペイントじゃなくてカッティングシートなのですが、さすがに貼ってから30年近くも経つとシートが縮んでしまい、ちょっとした衝撃や洗車でさえも簡単にポロポロとシートが剥がれてしまうんです。
ごらんの有り様です。全部貼り替えると時代が変わった感じになりそうなので、ここはなんとかカッティングシートの修復で乗り切りたいと思います。
なんとか、このちょっと微妙に沈んだブルーをぴったりに再現できないもんだろうかとずいぶん悩みました。1980年代にはカッティングシートはまだ珍しく、おそらく3M製ということでデッドストックを譲っていただいたところこれが色もピッタリ!
あとは表面の光沢を落として、時代感を出そうと思ってアレコレ試したのですが、3000番台や4000番台の耐水ペーパーでは強すぎ、激落ちパパ+田宮模型のコンパウンドで軽く仕上げて、ほぼ満足の光り加減です!
さていよいよ問題の痛んだペイントです。テレビでやっていた春日大社の漆芸の修復作業を思い出して、トレーシングペーパーに欠けた部分を鉛筆できれいに写しとり、あとはカッティングシートに貼り付けてデザインカッターでネチネチと時間をかけて切り取ります。
どうにか目立たない感じに修復できました。ぴったりに切ってしまうと必ず縮むので、1mmほど重ねて貼りました。おかげで段差がすこし目立ってしまったのですが、全体的にはしっくり仕上がりました。んー、いい感じ!