3月のFIAワールド・モータースポーツ・カウンシル(WMSC)が近づいて来て、また2010年以降のマシンレギュレーションがザワザワしてきた感じですね。要は『S2000+はやめて、S2000にしない?』だって。世界中のみんなが、決まったと思っていた事が、実はまだ決まっていなかったと(^^;)。
そもそも昨年末のWMSCで最終的にS2000+キットだって発表したのに、この後に及んで、『それはなしよ〜』なんて言い出すんだもんな〜。シトロエンやフォードが激怒するのも当然だし、そんなんでVWとか、新しいマニュファクチャラーなんてやって来てくれないと思うんだよね。
とはいえ、はっきりとS2000+の開発を明言していたのが、シトロエンしかいなければFIAも再考せざるを得ないのか。さらにワールドプロモーターがISCに決まって、彼らとしても、マニュファクチャラーを今よりも増やしたい。ならば、すでにフィアット、プジョー、シュコダ、プロトンが持っているし、彼らならばそのままWRCに来ればいい。ここに来ていよいよ、S2000一本化の外堀が埋められつつある感じです。
そして、このタイミングでFIAはマニュファクチャラー・チーム(MT)の参戦条件が緩和された。着々とWRCがIRCに近づきつつあるのかな。ちなみに、最近お騒がせ発言の多い某シトロエンのボスは、「来年のモンテカルロでは、IRCとWRCを同時開催すればいい」なんて言ってるし。
この台詞も何度言ったか分からないけれど、3月にはちゃんと決まってくれないとね。もうFIA会長の鶴の一声で......って予感がしますな。
>>WRCの最新情報を知りたい! そんな人はこちら→ラリーXモバイル公式サイト