イヌスケのそれでもラリーは続くのだっ!

やっぱりターボはなしだって。

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 2日前にちょろっと書いた2010年からのマシンレギュレーション。ついにモリー・チャンドラーが、『S2000で行く』と明言しましたね。ま、FIAのコロコロ変わり過ぎる姿勢はひとまず置いておきましょう(かなり大問題だけどね(^^;))。

 なんでも、エンジンの回転数の制限をこれまでのS2000よりも高くして、既存のモデルとは差別をつけるそうです。これで、グループNとの性能差もつけるってことなのかな?

 とはいえ、いくらS2000のパワーを上げたところで、現行のWRカーと性能調整ができるわけもなく、来年にはターボ・4WDのWRカーがWRCから閉め出されることになるのか......。分かってはいたものの、かなりドラスティックに時代が変わりますね。

 シトロエンとフォードは開幕までに新しいS2000を用意できるのかな。次期C3(写真はジュネーブに出てくるコンセプトモデル『DSインサイド』)をベースとするシトロエンは、何だかんだ言って間に合わせてきそうだけれど、フォードは......。う〜ん。

 プロトンはやる気満々みたいだし、アバルト、シュコダ辺りもマシンを用意してきそう。問題は、シトロエンとバッティングするプジョーでしょうね。シトロエンがワークス参戦する以上、プジョーはWRC用のアップデートされたS2000は開発しないだろうな。

 これだけプライベーターにたくさん販売されている207S2000をほっとく手はないと思うけど、何せプジョーのモータースポーツも、あのオリヴィエ・ケネルが率いている以上、あえてPSA同士を争わせる事はさせない感じ。

 1.6Lターボユニットの導入を含めて、マシンレギュレーションに関しては、まだまだ波乱がありそうですな。とりあえずは、3月のワールド・モータースポーツ・カウンシルに注目です。


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