2012年4月アーカイブ

ペターが5.3人分。

 70勝ですよ!

 マッズ・オストベルグが70人分、ヤリ-マティ・ラトバラが11.6人分、ペター・ソルベルグが5.3人分だって。通算WRC勝利数第2位のマーカス・グロンホルムとだって、40勝差もあるんだよなぁ。この先、彼の記録を抜くドライバーって、僕が生きているうちに出てくるんだろうか......。

 とまぁ、セバスチャン・ローブの凄さをシミジミと感じつつ、本日は久々にイラストレーターの古岡修一先生と食事をしてきました。もっかアトリエを整理しているとのことで、こんな物を頂いちゃいました。

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 1/24フォード・エスコートRSコスワース、1/24トヨタ・カローラWRC。どちらも僕が超絶大好きなカラーリングなんですが、さてそれぞれのマシンをドライブしているのは誰でせう。......って、ラリー好きならば超簡単な問題かな。

 それにしてもこの時代って、イギリス選手権に参戦するマシンが、タミヤからリリースされてたんだよなぁ。今ならば、キース・クローニンのシトロエンDS3 R3が発売されちゃう感じか(違います)。


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ガチなラリー好きがそこにいた。

 せっかく最終日に130km以上の距離が残されているのに(しかも60km超のロングステージまで!)、トップのシトロエン勢はすっかりサンデークルーズ中。まぁ、ダニエル・ソルドが3位で頑張ってるけれど、余程のことがない限り、トップ2は変わらないだろうなぁ......。

 トップは安泰ですが、ガリガリやりあってて最高に面白いのが、セバスチャン・オジエとアンドレアス・ミケルセンによるS2000首位争いです。このふたり、総合でもWRカーに割って入る6位、7位につけているんですが、お互いの意地がぶつかり合って、かなり愉快なことになっています。最終日を前に5秒差、まさかオーダーなんて出さないよな、フォルクスワーゲン。

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 さて、ラリー・アルゼンチン速報中で体内時計が絶賛ぶっ壊れ中にも関わらず、本日はAMラジオファンの聖地TBSに行ってきましたよ。

 アンディこと、安東弘樹アナウンサーにインタビューしてきたんですが、もう大感激。リアル(ガチな)クルマ好き、リアル(ガチな)ラリーファンがそこにいました。普通に『ダニエル・エレナが〜』なんてトークをカマしてましたからね。2時間たっぷりとクルマ&ラリートークを展開(+ラジオも)。ホント楽しかったなぁ〜。

 写真はアンディが持って来てくれたミニカー達。スバル・インプレッサWRC2006(07モンテのペター号)、懐かしす。


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マルコム先生の憂鬱。

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 180kmを走った金曜日、コンディション的には予想よりも荒れなかったもののフォードの若造コンビ(ノビタナ)、ティエリー・ヌービル、それにペター・ソルベルグがデイリタイアに。改めてこの面子を見ると、ペターがシミジミ浮いてますなぁ(ひとまわりは年齢が違うぞ)。

 代役のダニエル・ソルドが3位につけているけれど、シトロエンのふたりにとってはプレッシャーにもならないだろうし、しみじみとペターのリタイアが残念です。まぁ、ラリー2で復活して11位につけているので、入賞圏内には復活出来るかも。

 ここの所、初日序盤首位(近辺)→リタイアってパターンが続き過ぎていることもあって、流石のマルコム・ウィルソンもご立腹の様子です。でも、マルコムって、心なしかヤリマテよりもペターに厳しいような......。

 なんでも現地からの情報によると、明日のエル・コンドルは雪になるかもしれないんだって。まぁ、エル・コンドルは山の上だし、初秋だったら雪だって降っちゃうか。カメラマンの皆さん(バスティアンも)、くれぐれもしっかりと防寒をば。


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10本をどう使う。

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 予選であえてソフトタイヤを使わなかったペター・ソルベルグが、スーパーSSにブチ込んでベストタイム。ハードを使ったシトロエンのふたりに対して、たった6kmのステージで10秒以上の差をつけています。かようにもタイヤの違いは大きいんですな。

 本数が10本に制限されている以上、いかに上手くソフトタイヤを使うかが、今回も鍵になりそうです。天候は週末を通じてあまり良くなさそうなので、やっぱり大荒れの展開になるでしょうねぇ。あ、ソフト中心のDMACK勢がガンガン攻めて来たりして。

 写真はフォードのレーシングスーツに全く違和感のないダニエル・ソルド。初日はペターに僅差の2位につけています。今回のラリーを面白くする存在になりそうですよ。

 昨日のBlogで『フォード・ワークスでは、カルロス・サインツ以来のスペイン人だ!』と書きましたが、twitterで『ダニエル・ソラがいるじゃん』とのご指摘が......。ダニソラ! インタビューまでしているのに、すっかり忘れてましたよ。記憶中枢の老化ですかね......(トホホ)。

 197.96km(!)を走る金曜日のステージは、日本時間の19時28分にスタートします。ステージの速報情報、是非チェックしてみて下さい!


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今回も荒れるらしいよ。

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 時差が12時間もあるので、ラリー・アルゼンチンの予選がスタートするのは本日の23時(現地時間午前11時)から。クルーの皆さんは昨日までで500km以上の長〜いレッキを終えて、もっか夢の中ですかね。

 レッキはかなり天候が悪かったようで、週末もこのまま下り坂だとか。そうなると予選後のスタート順選択は前から埋まっていく感じですかね(マッドグラベルは前方が有利)。500kmも走行距離があって、しかもマッドになると、ポルトガルも真っ青な大荒れラリーになるのかも......(ブルル)。

 ウィナーズの予想も、『あり得ない!』って思うくらいに穴狙いがいいのかな。締め切りは予選直前の4月26日23時までとなっております。応募がまだの方は、お早めに〜!

 写真はサービスでチラリと写るダニエル・ソルドのフォード・フィエスタRS WRC。北欧系ドライバーが多いフォード・ワークスなので、スペイン国旗が新鮮ですねぇ。フォード・ワークスにスペイン人が乗るのって、カルロス・サインツ以来? あの頃はマルティニがスポンサーに付いていたんだよなぁ......。嗚呼、懐かしひ。


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熱耐性よりも持久力。

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 やっぱり若いドライバーにとって『500km超』というSS距離は、想像を絶する世界なんでしょうねぇ。オット・タナクは、ラリー・アルゼンチンまでのインターバルを集中的なトレーニング期間に充てたそうな。マシンでのテストがそうそう出来ない昨今、暇な時間を『ぼ〜』っと過ごす訳にもいかないからね。

 アルゼンチンは"距離"が壮絶にハードなラリーですが、"気候"が強烈にハードだったトルコの初年度(2003)では、北欧系ドライバーが揃ってグロッキーになっていたのを思いだします。

 当時のプジョー206WRCにはエアコンが装備されていたんですが、ハリ・ロバンペラに聞いたら、『リエゾンではなんとなく涼しい風が出て来るけれど、SS走行中は熱風だよ』と、真っ赤な顔で言ってましたっけ(結局リタイア)。

 今回のアルゼンチンは初秋(?)だし、灼熱地獄ってことはないはず。とりあえず持久力重視ってことになりそうですね。写真は、懐かしのピレリ・スタードライバー時代のタナクです。


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1年経てば別物と。

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 イタリア方面から、なかなか興味深いニュースが届いています。みんなの(?)ジャンドメニコ・バッソが、イタリア選手権第2戦ラリー・ミレミリアで優勝したんですが、その時のマシンがフォード・フィエスタRRC(リジョナル・ラリー・カー)。

 フィエスタRRCと言えば、去年のデビュー戦(ポーランド選手権)でドライブしたミヒャール・ソロボブが、「30mmのリストリクターじゃ戦えない! 遅い(怒)」とぶち切れたマシン。それが今回のミレミリアでは、地元イタリアとはいえ、バッソがユホ・ハンニネンをチギッての独走優勝です。

 それこそランサーエボリューションのグループNもそうでしたが、新車が出たばかり段階だと、熟成され尽くした旧モデルが速いもの。それでも、いずれ開発が進むと必ず新しいマシンが旧型を凌駕する。やっぱりモータースポーツは"新しいモノがベスト"ってことなんでしょうね。

 フィエスタRRCに関しては、IRCコルシカにもバッソが参戦するし、ガチで攻めて来るシュコダ・ワークスとパフォーマンス比較ができそうです。ここにはダニエル・ソルドがMINIジョンクーパーワークスSPC(RRC仕様)で登場しますし、どうやらフランソワ・デルクール先生も出てくるようですぜ。こりゃ、楽しみだ!


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その名も5つ星。

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 カルロス・パスの湖畔にあるサービスパークには、すでに各チームのテントが立ち並んでいますね。ステージが500kmもあれば(何度も言い過ぎ)、レッキも時間がかかるんだろうなぁ......。今回はニューステージも多いし、クルーの皆さん(そしてカメラマンの皆さん)本当にご苦労様です。

 手前に見えるのは、エリゼオ・サラザールのサービスみたいですね。なんでもサラザールはF1、インディ500、ル・マン24時間、ダカールへの出場経験を持つ唯一のドライバーなんだって。これにWRCが加わると、もう誰も追いつけない記録だそうです(本人曰く『五つ星』)。

 この記録、最初は『ほ〜、スゴイねぇ』としか思わなかったものの、5つのトップカテゴリーを網羅するのって、なかなかのハードルの高さです。WRCとF1を経験しているキミ・ライコネン(2位表彰台おめでと〜)でも、あと3つ。インディ500とル・マン24時間ならば、F1引退後に出られなくもないけれど、ダカールはやらないだろうしなぁ。

 ちなみに、元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、F1、ル・マン、WRC(96年と99年にGB参戦経験アリ)をクリア済み。ジャッキー・イクスも、星をたくさん持っていますね。


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最初から決まってた方が楽かもね。

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 本日は寒風吹きすさぶ上に、雨まで散らつく某サーキットで一日中取材。帰宅したものの咳が止まりません。年々、外取材でのもやしっ子っぷりが加速しているような。ちょっと前までは、豪雨のタイムコントロールでのコメント取りも無問題だったのに......(ヨボヨボ)。

 さて、雨が降るのか、それともカラカラに乾くのか、まったく予想できないのが、来週のラリー・アルゼンチン。セバスチャン・ローブも、『スタート順選びは頭が痛い』なんてこぼしています(詳しくはニュースをチェックしてちょ)。

 前戦ポルトガルに続いて、フォードとシトロエンで選択が正反対に分かれるかもしれませんね。ここで選択を間違えると、200kmのステージをキツいポジションで走る羽目になるからなぁ。チームのメテオクルー(天気予報スタッフ)の腕の見せ所と言えそうです。

 そのアルゼンチン、速報要素が公開されました。ウィナーズダービーの受け付けもスタートしています。今回も猛烈に難しい予想になりそうですが、色々な条件を分析して、是非参加してみて下さいませ!


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500kmがズシリ。

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 来週末に迫ったWRC第5戦ラリー・アルゼンチンの準備を進めるべく、アイテナリーをチェックしていたんですが、改めてアルゼンチンのオーガナイザーは凄まじいルートをぶち込みましたねぇ。

 500kmを超える距離は理解していたものの、金曜日が197.96km(!)で、土曜日が166.54km(!!)、日曜日でさえ132.19km(!!!)だって。具体的に各日の距離を示されるとパンチが違います。一時期のフォーマット全盛期のWRCだったら、最終日はステージ3つで距離は40kmなんて感じだったからなぁ。

 セバスチャン・ローブお得意の『サンデードライブ』だなんて絶対に言えない距離ですよ、コレ。しかも、日曜日には今シーズンのWRC最長を誇る65.74km(SS14)のステージまで用意されていますからね。

 これだけの距離を走るクルーの皆さんも大変そうですが、追いかけるファンやメディアも相当な覚悟が必要かも。時差は丁度12時間、午前と午後をひっくり返せば、OKです。是非、リアルタイムで一緒に地球の裏側の出来事を追いかけませう。

 ちなみに、ステージの大半が刷新されたアルゼンチンですが、ミナクラベーロ&エルコンドルは今年も健在です。


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黒=タナクではございません。

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 昨日のBlogに対して、読者のMさんから「ナンバーから判断する限り、タナク号じゃありませんよ〜」とのご指摘が......。送っていたただいた参戦履歴を見ると、去年ミッコ・ヒルボネンが使った後、ヴァレンティーノ・ロッシ→クリス・アトキンソン→デニス・カイパースが乗り継いでます。

 で、ダニエル・ソルドがテストしたフィエスタは、ポルトガルでカイパースが使った時のカラーリングのまんまでした。そういえば、ポルトガルでのカイパース号を見た時、「今年はスポットだから、フルカラーにはしないんだね〜」なんて思っていたんだった。とにもかくにも、Mさんご指摘ありがとうございます!

 ちなみに、本日のニュースにおいて、ソルドがフィエスタとMINIの違いを語ってるんですが、「セッティングがソフトで、シトロエンDS3 WRCに近い」とのこと。つまり、MINIジョンクーパーワークスWRCが独特ってことなのか(流石プロドライブ製)。この辺り、ソルドには改めて各WRカーの違いをじっくり語って欲しいかも。


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WRカー全部乗り。

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 もっか骨折治療中のヤリ-マティ・ラトバラ。来週末に迫ったラリー・アルゼンチンにおける彼の代役が、ダニエル・ソルドに決まりましたね(ようやく発表)。ラリーが目前に迫っているということで、早速はフォードでのテストも済ませています。

 フォードが公表したテスト写真は3枚。ポートレートが顔面アップオンリーってことは、まだレーシングスーツが間に合っていないんでしょうね。マシンは普段オット・タナクが乗っているであろうブラック・フィエスタをドライブしていました。

 フィエスタRS WRCドライブしたことで、ソルドは新世代WRカーのワークス仕様を全て経験した唯一の存在になったわけです。来シーズン、フォルクスワーゲンに起用されたら、4車種全部を網羅するのか......。普通にスゴイな。まぁ、MINIがこんなことにならなければ、2車種で済んでいたんでしょうけど(トホホ)。

■追記
写真をよ〜く見ると、首の部分にブルーオーバル(フォードのロゴ)が......。失礼致しました!


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トシアライはIRCへ。

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 この時期は何が困るって、マスクを外すタイミング。そろそろ杉花粉のピークも過ぎたらしく、大丈夫なような気もするけれど、丸腰(?)で街を歩く勇気がないんですよねぇ......。せっかく気持ち良い季節なのにつくづくモッタイナイ話です。

 さて、新井敏弘選手のインターコンチネンタル・ラリーチャレンジ(IRC)参戦計画がSTIから発表されましたね。既報の通りトミ・マキネン・レーシングから、スバル・インプレッサR4でコルシカ、サンマリノ、サンレモ、キプロスの4戦にエントリー。

 そして、お久しぶりなアンドレアス・アイグナーもSTIの支援でIRCに登場します。PWRC元チャンピオン対決、なかなか面白そうですよ。

 ヨコハマとのコンビネーションがあるので、トシアライのIRC参戦は納得なんですが、今年のPWRCであれば『サクッ』とタイトルが獲れそうな気がしなくもなかったりして。ちなみに噂によるとIRCに関しては4戦+αの可能性もあるようですよ。


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ヤリマテ、傷を見せる。

 ヤリ-マティ・ラトバラの傷の具合は大丈夫なのかなぁ......なんて思っていたら、RXフィンランド諜報部員のLコネンさんから現地情報が届きましたよ。サスガ、フィンランドの情報はLコネンさんに限りますな。テレパシーが通じたかのようなタイミングでメールが届いたので、ちょっと驚いたけどね。

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 こちらはフィンランドのテレビ局のニュースで放送された現在のヤリマテ。なんでもミッコ・ヒルボネンと一緒に、ラリー・フィンランドのプログラム用フォとシューティングに挑んだようです(治った頃にケガの写真が使われるのか)。左腕をガッツリ固定していますね。

 ニュースでは、ケガの部位まで見せています。かなり縫ってますねぇ......。この部分をケガしたってことは、左肩から転んだんだろうな。『フィンランド語でも構わないよ〜』という方は、コチラのリンク先の動画をどうぞ。ヤリマテ、思ったよりも元気そうです。


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成仏できるかな。

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「ホントに信じてもいいのでしょうか?」

 世界中に散らばる成仏できないTTE(トヨタ)ファンにとって、今の心境はこんな感じでしょうかね。積もり積もった想いがあるだけに、簡単に"ラリー復帰"を信じていいのか分からないのです。

 エンジン開発が明らかになって、どうやらヤリス(ヴィッツ)ベースが決まって、ラリー系人材のリクルートが始まって......と、確実に外堀が埋まりつつある様子。そういえば、MINIのWRC参戦の噂が立った時も、最初は「まさか〜」だったもんなぁ。それでもその1年後くらいには形になって、参戦を果たしたんですよね(現状がどれであれ)。

 どうかトヨタ・ヤリスRS WRC(S2000でもいいけどね)が、WRC参戦を果たしますように。ナムナム。

 写真はトヨタ・カローラWRCの初公開写真です。この写真がネットで公開された時(97年春だったかな)、ダイヤルアップでつないだ超遅いPCでようやくダウンロードしてね。本当にワクワクしたんだよなぁ......。すぐにデビュー戦の1000湖への参戦計画を立てたっけ(色々な事情があってRACになったけど)。


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ダニ株改めて急上昇中。

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『MINIが資金難で困った→ソルドがラリーに出られないかも→ラトバラの代役にどうだ』って流れになりそうですよ。そもそも、プロドライブはアルゼンチン参戦をキャンセルしているので、ソルド的には全く問題ナシ。プロドライブとしては色々考えがあるようで、簡単に許可を出せない様子ではありますが......。

 ここに来てのソルド株急上昇を見るに、現在のトップ5(ローブ、ヒルボネン、ラトバラ、ペター、オジエ)に続くポジションの人材不足を痛感しますな。確かに、オストベルグ、ノビコフ、タナク、ヌービルと面白い若手達が伸びて来ているものの、実力的にはトップ5と常時戦えるとは言い難いですからね。

 そこでソルド。勝利経験はありませんが(マッズに先を越されるとは!)、なにせシトロエンで4シーズンもフル参戦いるので、各イベントでの経験は豊富。しかも、ターマックに限定すれば、トップ5の何人かを確実に喰える実力も持っています。

 プロドライブの財政状況がいきなり好転するとも考えにくいし、来シーズンは確実にどこかのシートに収まってるんだろうな。ヤリマテがフォルクスワーゲンに行けばフォード、ヤリマテがフォードに残ればフォルクスワーゲンって感じですかね。あ、去年末のペターとオジエの相互関係に似てますな。


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アクシデント。

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 実は財布を落とすという、人生初のアクシデントに見舞われたんですが、無事に発見。改めて日本の治安の素晴らしさに感謝感激の今日この頃です。本当に財布がなくなった瞬間は、言葉通り顔面蒼白になったもんな。いや、心底ホッとしました。

 さて、アクシデントと言えば、昨日の夜フィンランドから驚きのニュースが飛び込んできました。なんとヤリ-マティ・ラトバラが、クロスカントリースキートレーニング中に転倒。鎖骨を骨折して、次戦ラリー・アルゼンチンの欠場が決です。

 フォードとしては、WRC第6戦アクロポリスでの復帰を期待しているようですが、回復次第では遅れる可能性もあるようです。クロスカントリースキーでもダウンヒルだと、かなりスピードも出ていただろうしなぁ......。フィットネストレーニング中の怪我は、それこそ最近ではマスーが療養中だし、フォードしては注意していたはずなんですけれどね。

 代役の存在が気になりつつ(マッズノビタナの誰か?)、とにもかくにもヤリマテの一日も早い復帰を願っております。


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STI傘はかなりオススメ。

 以前もニュースでお伝えしたフォルクスワーゲンのWRC参戦問題。その続報がニュースにアップされております。あれだけ大きな会社だと、そりゃ一枚岩って訳にはいかないんでしょうね。大丈夫だと思うけれど、フォルクスワーゲンには前科があるからなぁ......。

 昨日〜今日にかけて、FIAのマニュファクチャラー登録の最終リストをはじめ、大きなニュースがいくつか発表されたんですが、個人的にはダニエル・ソルドのIRCコルシカ参戦がちょっと楽しみ。しかも、MINIジョンクーパーワークスSPC(スーパープロダクションカー)だって! 最近すっかりシュコダ選手権になっているIRCだけに、久々に面白い展開になりそうですね。

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 ところで、本日はこの人に会って来ましたよ。京都方面からネタをちょいちょい提供してくれる、元AS編集部員O澤君(上京中)。今でもSTI特製折りたたみ傘を愛用している辺り、ラリー者としてのソウルを忘れていないようで感心、感心。


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意外に楽しい梱包作業♪

 昨日はラリーXモバイルの編集会議がありました。中盤戦の企画やら取材についてアレコレ話し合ったんですが、せっかく編集部まで行ったのでのウィナーズダービー・メキシコ&ポルトガル編の賞品を発送してきましたよ。

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 こんな感じの豪華レアグッズの数々(K子様がWRCの現場でゲット)を......

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 編集部からの手紙を入れて梱包すると、こんな感じ。

 ウィナーズダービー当選者の皆様、もうしばらくするとお手元に届きますので楽しみに待っていて下さい。「くそう、あの賞品欲しかった!」と地団駄を踏んだ人は、次回アルゼンチンに向けてじっくりと予想を練って下さいませ。


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コドライバーとは黒子ナリ。

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 久々に復活したコドライバー・インタビュー、『From the Arena Seat Season 2』第一弾として、クリス・パターソンが公開されましたよ。この企画、皆さんからの復活を求める声が非常に高い企画でした。ホントにお待たせしてスミマセン!

 パターソンは、個性の強いフィル・ミルズの後任として、2010年のブルガリアからペター・ソルベルグとコンビを結成。本人があまりガシガシ前に出て来ないなぁ......と思っていたら、『コドライバーとは黒子に徹するもの』って信条があったんですね。最初からコドライバーを目指していたこともあって、なかなか興味深いエピソードが満載です。

 もちろん2011年のラリー・スウェーデンで交通違反のペターに代わってシトロエンDS3WRCをドライブした時の裏話もタップリ話してくれました。今回のSeasonn 2では、この後3人のコドライバーのインタビューが予定されています。今回の企画を読んでの感想なんぞもお待ちしてますよ〜。


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マスー成分が足りない!

 自分が走る訳でもないのに、今年のアルゼンチンのSS距離503kmに恐れおののいています。一昔前のWRC平均の300kmから、軽く200kmもオーバーしてますよ。リエゾンも含めた総走行距離にいたっては1700km超!? しかも最長ステージは65.74kmだって(ひ〜)。

 今から15年くらい前、実際にRACラリーを走るのと同じ距離を走るPC用ラリーゲームなるものがありまして(やったことがある人いるかなぁ)。ゲームなのに、10kmくらいでブチブチと集中力が途切れたことを覚えています。あの6倍走るのか......。ラリードライバーって凄いよな。

『ラリーは3日間でサクッと終わるべし』という持論をお持ちのセバスチャン・ローブ先生的に、4日間フルに走りまくる今年のアルゼンチンはどうなんでしょうね。ご意見を聞きたいな。ちなみにラリーの個性化急進派のミシェル・ムートン女史によると、「ロングステージ? ヌルいヌルい。昔だったら普通の距離だわ」だそうです。サスガ。

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 そうそう、このネタを忘れてた。マスーの復帰がまたもや遅れそうな気配なんだって。どうやらアクロポリスになりそうとのこと。マスーがいない間に、マッズが優勝しちゃうわ、ノビが表彰台に上がっちゃうわ、タナクがベストを獲っちゃうわと、世代交代が進みまくり。

 でも、昨今の若手の皆さん、リアクションがどうにも薄いので(ノビタナを筆頭に)、マスーのようにオットセイと「キャハハ♪ ウフフ♪」と戯れてくれる人材は超貴重。って事で、早く帰って来〜い!


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トホホでナムナムを読んで下さいまし!

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 京都在住の某O澤から、『イヌスケBlogで良く出てくるフレーズトップ3』なるメールが送りつけられてきました(頼んでない)。

第3位「トホホ」
あ〜しょっちゅう書いてる。

第2位「ナムナム」
これも確かに使いまくってるかも。

第1位「詳しくはニュースを読んで下さいまし!」
一応、携帯サイトの告知用Blogなので......。まぁ、多いだろうな。僕自身、会話中に分かりやすい口癖を指摘されがちなので、当然文章にも同じようなフレーズを連発しちゃうんでしょうねぇ。もう少し、語彙を増やしたいものです。反省反省(トホホ)。......あ。

 写真は、最近IRCについて取り上げていなかったので。先日の第3戦サーキット・オブ・アイルランドで久々に優勝したユホ・ハンニネン、蔵出しの一枚をどうぞ。雰囲気が好きな写真で、いつかどこかで使いたいと思っていたんですよね。


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4年経っても。

 この週末は桜が満開になりましたね〜。ちと、寒いのでお花見は回避しましたが(メキシコ以来風邪が直らんのです)、自宅近所にある桜のトンネルをクルマでスイ〜っと流してきましたよ。桜ってやつは、近くで見ても遠くから見ても、ホンワカと幸せな気分になりますな。

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 さて、昨日ツッコミ忘れたオモシロネタがありました。クリス・アトキンソンの爆弾(?)発言です。かなり面白いので是非ニュースを読んでみてくださいまし。

『最後の一年は僕の方が速かった以前のチームメイトが、ワークスチームに所属しているのに、僕がWRCに出られないのは悔しいよ』

 最後の一年とはスバル・ワークスで戦った2008年。以前のチームメイトは、もちろんペター・ソルベルグ。2008年のクリスがペターよりも速かったのか......。かなり議論を呼びそうなテーマではありますね。

 ま、クリスに関してはケン・ブロック大先生と仲良くやっているので、元チームメイトとどっちが速いのか(しかも同じクルマだし !)、ニュージーランドかフィンランド辺りで、ハッキリさせて欲しいものです。


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2013年はヤリオジか?

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 ヤリ-マティ・ラトバラがフォルクスワーゲンと契約交渉中だと、あのティモ・ヨキ大先生が認めたそうな(基本的におしゃべりだよなこの人)。そんな状況を踏まえると、ポルトガル後のマルコム・ウィルソンの甘々な振る舞いも、何となく理解できますね。

 なんだかんだ言っても、ヤリマテという人はスピードという点でWRC超トップ級ですからねぇ。ヤリマテがフォードから抜けた場合、ペター・ソルベルグと組むのは、マッズ・オステベルグ、オット・タナク、エフゲニー・ノビコフの誰か? それはそれで面白いかも。

 ちなみにヤリマテ、クリス・ニッセンからは「ウチに来るならば、もう少し安定感が必要」と耳に痛い事を言われております。

 さて、フォルクスワーゲンでヤリマテを待ち構えているセバスチャン・オジエ。彼の『天下取ったる Season2』ポルトガル編がアップされました。案の定、プライオリティーを外されたことに後悔している辺り、器が小さくてナイス。是非、ご一読を......。

 写真はサクっとウェアが変わっていたプロドライブのダニエル・ソルドとヤリマテ。ラリー中に触れるのをスッカリ忘れていたけれど、ブラック&ブルーでなかなかカッコ良いのでは。


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ミッコは振り返る。

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 心配されていたミッコ・ヒルボネンのラリー日記『シトロエンな日々』ポルトガル編がアップされました。当然と言えば当然なんですが、なんとも切ない内容になっています。

 今回のポルトガル、4日間430kmと非常に長いイベントだった上に、超絶厳しいコンディションに見舞われたのはご存知の通り。ミッコ以外のワークスドライバー(最近はこの定義が難しい)全員がラリー序盤にコースオフするなど、荒れに荒れた展開をミッコは生き残った訳ですよ。

 違反に関して、シトロエンの釈明には相当モヤモヤな突っ込み所が満載だと言われています。そもそも、"ペナルティ"ではなく"失格"だったことも、FIAからの『おいこら、分かってんだろうな』というFIAからの強烈な意志をビンビンに感じますよね。

 ミッコはチーム側から与えられたクルマに乗っていただけなので、当然なんの落ち度もありませんし、なんとも切ない話ではありますが。とにもかくにも、質問にまで応えてくれた今回のミッコ日記、是非ご一読を......。


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AMラジオの時間。

 ずっと欲しかったけれど、なかなか購入する決心がつかなかったラジオサーバーを購入しました! このBlogでもチラチラ書いてますが、AMラジオ、特にTBSラジオが大好きなのです。この10月〜3月は『トップ5』にハマりまくっていたんですが、ラジコやラジ朗を駆使しても聞けない回が何度かあって、悔しい思いをしてたんですよね〜。

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 ってな訳で、散々悩んだ挙げく『パイオニア・ラジオサーバーポケットPJ20』を購入。これで明日からスタートする、大仏ナタリー悠の『たまむすび』が聴けるぞ〜♪ スミマセン、今回のネタはAMラジオ好きにしか分からない単語が多かったですね。気になる方は是非目の前のハコで調べてみて下さいな。AMラジオは奥が深いよ〜。

 ラジオと言えば、世界中から復活を望む声が集まっていたベックス&コリンの『ワールド・ラリー・ラジオ』がポルトガルからWRCに帰って来ました。やっぱりベックスの弾むような声と、コリンのドライバーにガツガツ突っ込む姿勢が、WRCには必要不可欠だったと実感しましたねぇ。

 ラジオは、昨今テレビやネットより下に見られがちなメディアですが、『声』だけだからこそ届けられる情報や感情ってあるんですよね。ベックス&コリン(+ジョージ・ドナルドソン)による、ワールド・ラリー・ラジオ。wrc.comの『ListenLive』リンクをクリックして、是非聞いてみて下さいませ。


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花粉症持ちでも屋根は開けたい。

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 暴風雨が去って、本日は『春のうらぁらぁの〜♪』と唄い出したくなるような快晴でしたね。クルマで出かける用事があったので、思い切って屋根を開けて走行。それはそれは爽快感タップリだったんですが、『マスク+色メガネ+ハット』という格好が猛烈に怪しかったのか、信号で隣になった少女に指をさされました(変質者じゃありません)。

 さて、当初はミッコ・ヒルボネンの失格裁定に対して抗議するとしていたシトロエンですが、あれこれありつつも抗議はしないそうな(込み入っているので詳しくはニュースを読んで下さいませ)。ミッコ自身に非があった訳ではないし、「仕方がないこと」と、本人も語っています。

 これをもってマッズ・オステベルグのラリー・デ・ポルトガルの勝利が確定しました。記念すべきWRC1勝目です。マッズはドライバー人生で一番嬉しい瞬間を喜べなかったんだよな。できるだけ早く2勝目を獲得できますように。メルマガにも書いたけれど、『1勝クラブ』は長いする場所ではないからね。

 写真はリスボンでのパレードランの様子。ミッコはシトロエンDSのオープンに乗ったんだねぇ。


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あえて言葉にしなくても。

 何も知らずに家を出て、凄まじい突風で傘がマンガのようにひっくり返ったイヌスケです。なんとか家に帰ってきましたが、ホント吹き飛ぶかと思いました。今も外出している人がいましたら、くれぐれもお気をつけて下さいませ。

 突風と言えば、ある年のトルコ・ラリーで、シェイクダウンが終わった夜に嵐がやって来て、シュコダのテントが吹き飛ばされたなんて事がありました。飛ばされたテントが、フォードやシトロエンじゃなくて、シュコダって辺りに、「なるほど(何が?)」って思ったりして。

 さて、ラリー・デ・ポルトガルから2日が経ちましたが、あれだけマメにリリースを送ってくるMスポーツ・フォードから、『マッズ・オステベルグ優勝』の一報が届きません。今日届いたのはMスポーツから送られてきたのは、『WRCアカデミーのリザルト』のみ。まぁ、こんな形の勝利だし、マッズも何を話せばいいのやらって感じなんでしょうね。

 ちなみにワークスのフォード・ワールドラリーチームからは、『ペターが3位表彰台に上がったよ』ってなリリースが、ミッコの失格確定後に届いたんですけどね(流石の仕事の早さ)。

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 そういえば、シトロエンのふたりがノーポイントに終わったことで、ドライバーズ選手権もマニュファクチャラーズ選手権選手権も、イイ感じに接戦になっています。首位のセブと2位ペターの差なんてたった4ポイント差ですよ。ペター、髭を剃って若返りましたね。


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まさかまさかのマッズ初勝利。

 ドタンバンタンと色々あったラリー・デ・ポルトガル。エフゲニー・ノビコフの史上最年少ポディウム獲得に大喜びしていたら(ドニ先生も2002年以来の表彰台だって!)、感動の涙もふっ飛ぶ大どんでん返し待っていました。

 なんと優勝したミッコの・ヒルボネンシトロエンDS3WRCにレギュレーション違反が発覚。なんとなんとの失格裁定ですよ(詳しい失格理由はニュースを読んで下さいませ)。4日間、我慢我慢のラリーを戦い抜いたミッコの気持ちを思うと、『......』ではありますね。どこからかチクッとFIAに情報が入ったのかなぁ......(完全憶測)。

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 ミッコが失格したことで、繰り上がり優勝はマッズ・オステベルグ。嬉しい初勝利なのに、勝利のシャンパンファイトが出来ないのは、少々お気の毒ではありますが、どんな形であれWRC初勝利には変わりません。この"位置"にいなければ、優勝が転がり込んで来ることもなかった訳ですからね。

 そういえば、純プライベーターのWRC勝利ってのも久々では? 93年サンレモのジャンフランコ・クニコ以来? 2006年のローブもクロノス・シトロエンから参戦だけど、アレはプライベーターとは言い難いからなぁ。

 それにしても、ペターの復活勝利よりも先に、マッズの初勝利が達成されようとは......。確かにここ2シーズンほど、コンスタントにトップ5でフィニッシュしてたもんなぁ。

 数年前にマッズがWRC参戦をスタートした頃、『このノホホンとしたお坊ちゃんは大成しないね』と、ヤング・ドライバーズ・ファイルの候補リストから外した先見の明のなさを、ここでお詫びしておきます。ま、人を見る目はないからね(開き直り)。

 ちなみにマッズ、ノビ、ペターというカオスな顔ぶれとなった今回のトップ3。ウィナーズダービーの的中者はゼロでした。ペターの3位はまだしも、マッズとノビのトップ2なんて予想はできないよなぁ。賞品は全参加者から抽選となりますので、お楽しみに〜。


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それは、お天気次第。

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 3日目は無事に晴れて、前日までのドロドロが嘘のようにドライコンディションとなったポルトガル。最終日はまたもや雨の予報が出ているようです。しかも、ほとんどのクルーが用意された10本のソフトコンパウンドを、ラリー前半で使い切っちゃってるそうな。

 上位陣では2位のマッズ・オステベルグがソフトタイヤを温存しているようで、「雨になれば......(ウシシ)」と不敵なコメントを残しています。タイヤのカットが許されていない昨今、ドライ用グラベルタイヤで豪雨の中を走ったら、1分くらいのタイム差なんて、あっさりふっ飛びますからね。

 最終日は115.08kmもの距離が残されています。まだまだ、最後まで分かりませんよ〜。

 そういえば、フォルクスワーゲンWRCプログラム中断の噂なんぞが流れてますね(詳しくはニュースを読んで下さいませ)。あれだけ大規模にブチ上げて「やっぱりやめます」なんて本当にあるのかなぁ。

 フォルクスワーゲンに関しては、ボスのクリス・ニッセンが引いて、代わりにヨースト・カピート(欧州フォードのモータースポーツ元トップ)が就任すると発表されたばかりだし......。ま、このニュースに関しては、状況を見守る必要がありそうですね。


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『ラリー村から日本の友人へ』